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2005年 12月 08日
ドイツの教育は自由に遊びながらがモットー。子供の頃から徹底的にスパルタ・・・なんてことは考えられません。ドイツの小学校は4年制度で、その後はハウプト・シューレ(専門学校)、レアル・シューレ(平均レベル)とギムナジウム(高レベル)に分かれます。大学に通うためにはギムナジウムを卒業しなければいけないので、大学を目指す子供は大体ギムナジウムに通います。が、レアル・シューレでがんばれば、ギムナジウムにも転校出来るので、子供のやる気次第です。 小学校はまず、遊びながら覚える、が基本。覚えたての数字も写真の通りルンルン気分で♪朝、登校してきた子供達には、クラスに入る前に、1枚のカードが渡されます。そのカードには丸が描かれてあり、床には1直線の線が引かれ、その横には数字が書かれたカードが並べられています。持っているカードに4つの丸が描かれてあったら、『4』が書かれたカードを床の上から探し、その隣りに並べる、といった感じです。 授業の始まる前の落ち着きの無い時間なので、みんなゲームのように楽しくはしゃぎながらカードを置いていきます。子供達を送ってきた親も見ているので、毎日ちょっとした授業参観のよう。 つい最近のことですが、ドイツは小学校から英語を授業に取り入れることが義務付けられました。もちろんこちらもファニーに♪がお決まり。先生はぬいぐるみを片手にみんなと歌を歌いながら英語で簡単な挨拶を教えます。ダンスをしながらひざをたたき『Knee(膝)』と歌う姿は 自然と英語を受け入れているよう。『さぁ、頭を机の上に♪』とぬいぐるみを動かしながら先生が歌うと同時に、ささっと頭を机の上にのせる素直な子供達。素直な教育が素直な子供を育てているのかも知れません。 ドイツの小学校では給食は基本的にありません。午前中で授業が終わるので、みんなお家でお昼ごはんを食べます。朝食休みと呼ばれる休みが一回。先生が本を読み、子供たちは聞きながら持参した果物、パン、お菓子など軽いおやつを食べます。ドイツの子供のお気に入りの本は『Rauber Hotzenplotz』。わたしが小学校の時もこの本が流行っていて、今でも子供を魅了しているなんて、信じがたいけれど素敵。日本語にも訳されているみたいです(情報、ありがとうございます!)。 朝食休みが終わると、外で遊ぶGrosse Pause(大きい休み時間)が2回あります。15分ぐらいの短時間ですが、のびのびと校庭を走り回る子供達を見ていると嬉しくなります。わたしもいっぱい子供達に混じって遊びましたよ~(笑 遊びも日本の子供達の間で良く見る漫画を読む やゲームボーイなどではなく、地面にチョークで丸を書いて、その中をピョンピョン飛び回ったり、ドイツ版ダルマさんが転んだなど、シンプルで素朴な遊びが多いです。中にはもちろんゲームを持ってきたりとハイテクな子供もいますが、大抵は体を動かして遊ぶゲームを好みます。 左の写真に写っている、文字が書かれ、絵が貼られた黒板は当番係りを管理するためです。グループごとに絵が決まっていて、先生が毎週1つの絵をクラスの黒板に貼ります。そうすると子供達は『今週はわたし達の当番だ』と簡単にわかる仕組みです。 クラスも子供達が折った折り紙やお家で描いた絵が飾られ、とっても暖かい雰囲気。写真に写っているのは1年生の教室なのですが、皮製のシックなソファーが置かれた読書コーナーもあって落ち着く場所、遊ぶ場所をしっかり区別しています。 研修は1年生から4年生、全てのクラスを一通り廻ったのですが、やっぱり1年生が無防備でかわいかった---- :) もちろん、上のクラスも無条件にかわいく明るくて良い子でした。(4年生にもなると、やっぱり生意気君が一人や二人いますが・・・) 日本は幼稚園にも入園試験が導入されるなど、競争社会がますます目立ってきましたが、小学校1年生から塾通い。幼稚園すらも受験を考えて選ぶなど、どこか間違っているのではないでしょうか? 大切にする部分、育てなければいけないことをわかっていないように思えてしまうのはわたしだけでしょうか?子供の本来の姿を取り戻させてあげて欲しい。子供時代は当たり前だけれど一度しかありません。わたしは今でも昔、友達と原っぱを自転車で走りまわったこと、宿題が終わって一人でピクニックに出かけたことなどを思い出します。 もちろん自由ばかりでは子供は育ちませんが、少し羽を広げさせてあげることも必要ではないでしょうか? 関連情報 紹介した子供本 【Raeuber Hotzenplotz】 ヨーロッパの教育状態 【ヨーロッパの教育現場から】 わたしは小学校からドイツです。なのでこの研修は自分の小学校時代を思い出したりと、懐かしいものとなりました。子供達に折り紙や剣玉を教えたのですが、手先が不器用なドイツの子供達は折り紙で苦戦、剣玉は持ち前の運動神経で軽々とこなしていました。先生と生徒との距離も近く、どんな些細なことでも真剣に子供達を受け入れる先生達を見て、学ぶものが沢山あり、教育学を専攻しているわたしにとっては興味深かったです。 近いうちにドイツの教育システムを簡単に説明しようと思います。リクエストを色々いただいたので、 そちらも徐々に♪ お楽しみに ^^)
by meet_germany
| 2005-12-08 06:23
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